滞在時間とは
滞在時間とは、ユーザーがWebサイト内の特定のページにアクセスしてから、次のページへ移動するか、またはサイトから離脱するまでの時間を示す指標です。アクセス解析ツールでは「平均ページ滞在時間」や「平均セッション時間」として計測されます。この時間は、ユーザーがそのページのコンテンツにどれだけ興味を持ち、集中して読み込んだかを示す重要な指標であり、コンテンツの品質やユーザーエンゲージメントを評価する上で欠かせません。一般的に、滞在時間が長いほど、ユーザーの満足度や関心度が高いと判断されます。
滞在時間の長さはコンテンツの質のバロメーターである
滞在時間は、Webサイト運営におけるコンテンツマーケティングの成果を測る上で、非常に重要なバロメーターとなります。特にSEO(検索エンジン最適化)の観点からも、ユーザーがページに長く留まるということは、そのコンテンツがユーザーの検索意図を満たしている証拠と見なされます。
たとえば、BtoB企業のオウンドメディアで専門性の高い解説記事を公開した場合、滞在時間が長いほど、その記事が読者(見込み客)の課題解決に役立っていることになります。逆に、流入は多いのに滞在時間が極端に短い場合、ページの読み込み速度が遅いか、あるいはタイトルや広告の訴求とコンテンツ内容が一致しておらず、ユーザーがすぐに離脱している可能性が高いです。
大手企業が提供する情報量の多いナレッジベースや、ベンチャー企業が提供するFAQページなど、目的やターゲット層が異なっても、ページを改善する際には、まずこの時間を基準にコンテンツの質を評価します。
滞在時間を妨げる要因をアクセス解析で特定する
滞在時間を短くしている原因は、コンテンツの質以外にも、技術的な要因やユーザビリティの問題が潜んでいることがあります。アクセス解析ツールを使うと、どのページで、どのデバイスのユーザーの滞在時間が短いかを詳細に特定できます。
特に注意すべき要因として、ページの読み込み速度の遅さが挙げられます。重い画像や複雑なスクリプトが原因で、ユーザーがコンテンツが表示される前に離脱してしまうケースは少なくありません。これは、BtoCのECサイトのような速さが求められるサイトで顕著です
また、スマートフォンでの閲覧時にレイアウトが崩れていたり、文字サイズが小さすぎたりするなどのユーザビリティの問題も、滞在時間を短くする大きな要因です。これらの技術的な課題やデザインの問題は、LPOの初期段階で解消し、ユーザーがストレスなくコンテンツを消化できるように環境を整えることが、滞在時間延長の第一歩となります。
Q&A
Q1. 滞在時間が短いページはすべて問題があると判断すべきですか?
必ずしもそうとは限りません。例えば、お問い合わせ完了ページやサンクスページのように、ユーザーが目的を達成したらすぐに離脱することが想定されるページでは、滞在時間が短くても問題ありません。重要なのは、そのページの目的と照らし合わせて評価することです。
Q2. 滞在時間と離脱率にはどのような関係がありますか?
滞在時間が極端に短い場合、ユーザーはページの目的を達成する前に離脱している可能性が高く、離脱率も高くなる傾向があります。ただし、離脱率が高い原因が、次のページへの導線が分かりにくいことにある場合は、滞在時間が長くても離脱率は高くなることがあります。
Q3. アクセス解析で滞在時間が「0秒」と表示されるのはなぜですか?
アクセス解析の計測方法に起因します。ツールは通常、あるページから次のページへ移動した際のタイムスタンプの差分で時間を計算します。もし、そのページがセッションにおける最後のページだった場合、次のアクションの時間が記録されないため、滞在時間は計測できず、0秒と表示されることがあります。
Q4. 滞在時間を伸ばすために試すべきことは何ですか?
コンテンツの読みやすさの改善が有効です。具体的には、適切な量の画像や図表の挿入、長文を避けた段落構成、重要な情報の箇条書き化など、ユーザーが飽きずに情報を消化できるようなデザインやレイアウトを試みるべきです。
Q5. ページ滞在時間とセッション滞在時間の違いは何ですか?
ページ滞在時間は、特定の1ページにユーザーが留まった時間です。セッション滞在時間(平均セッション時間)は、ユーザーがWebサイト全体に訪問してから離脱するまでの全時間、つまり、サイト内で複数のページを閲覧した時間の合計を指します。
関連用語
コンバージョン率(CVR)
LPO(ランディングページ最適化)